Archive for the ‘08.本棚・テレビ・新聞’ Category

正しいと信じることのために戦う事は価値あると言うことを決して忘れないでください

2016-11-11

テレビ人間の私であるが、トランプ当選後テレビを見る気がなくなった。トランプの顔が見たくないからである。ようやく気を取り直してテレビを見るとクリントンが敗北スピーチをしていた。大統領選で一番感銘を受けた演説である。よもやの敗北の直後でこれだけ... (Read more)

汚辱にまみれた記憶、または鶴見警察署大川常吉のこと。

2016-10-10

 神奈川新聞10月8日によると、横浜市の副読本の原案に「朝鮮人虐殺」がなかったところ、市民運動等の成果で記載が復活することになったとのことである。原案の情報公開を求めたのが、「歴史を学ぶ市民の会・神奈川」という団体で、よく見たら以前毒ガス事... (Read more)

千田是也または関東大震災のこと

2016-10-10

千田是也は高名な演出家である。ただ、千田にはやや偏見を持っていた。東ドイツが崩壊する直前の1980年代映像作家高岩仁が「エルベ川東のドイツ」という本を出版した。ホーネッカー体制の東ドイツを賛美する本である。その際、千田は高岩仁でなければで... (Read more)

タクシードライバーの心意気または平岩弓枝の講演

2016-10-08

偶然、ラジオを聴いていたら作家の平岩弓枝が講演していた(NHK第2 10月8日午前6時)。講演で、平岩が私の好きな長谷川伸の愛弟子であることを知った。末期の病にふせた師匠のために平岩は師匠がひいきにしている天ぷら屋から天ぷらを買って食べさせ... (Read more)

マホメッドアリの死または世論誘導

2016-07-03

マホメット・アリがなくなったとき、実は一番驚いた事は彼に対する賞賛の嵐である。50年前、私が子供だったころ、彼の全盛期あった。その頃の彼は 強かったが悪名も高かった。強いが大口叩き、それどころか、歴史的に見ると彼よりも強い選手はいくらでも... (Read more)

「戦争で死ぬ、ということ」(島本慈子 岩波新書)またはいくつかのこと

2016-05-05

 横須賀美術館に行く機会があり、美術館のある観音崎公園を回った。予想以上に戦争の名残を感じさせるところであった。日露戦争のころにつかったという砲台跡がたくさんある。(みることはできなかったが)トーチカ跡もある。船員の戦没者碑がある。6万人が... (Read more)

格物致知、または、「らいは不治にあらず~ハンセン病 隔離に抗した医師の記録」(NHKETV特集)

2016-05-04

 絶対隔離の反対した小笠原登の記録である。当時の法律によればハンセン病患者を発見した場合、通報し、施設に送らなければならなかった。これに合理性がないとして学会で異論を唱えたが受け入れられなかった。確信のある小笠原はハンセン病患者を敢えてハン... (Read more)

人間の主体性または障害者のこと

2016-05-04

偶然、障害者を主人公にした番組を続けて3つみた。NHK TED「僕は目覚めたのに 誰も気付かなかった」(マーティン・ピストリウス)、NHKETV特集「生き抜くという旗印~詩人・岩崎航の日々~」 わずかに動く指先でつづる五行歌、NNNドキュメ... (Read more)

政治に距離を置く個人を確保する制度の重要性、または、「故郷の村で」(BSドキュメンタリー)

2016-05-04

1992年ボスニアで民族浄化があった。ボスニアにはボシュニアック人(イスラム系)、セルビア人、クロアチア人などの民族で構成される多民族国家であった。ひとたび、民族主義の嵐が吹き荒れると、昨日まで少なくとも通常の関係にあった隣人を民族が異なる... (Read more)

真摯な言葉または「肺がんサバイバー余命宣告6年命の記録」(NHK)

2016-04-25

肺ガンにかかり余命10ヶ月と宣告されたテレビデレクターの物語です。余命宣告から6年間生き延びた闘病記録を番組にしました。番組の端々から一筋縄では行かない人だなと感じさせる方で、多分厄介な患者なのだと思います。 番組の中で、医者から「1日1日... (Read more)

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