Archive for the ‘08.本棚・テレビ・新聞’ Category
イスラム国とイスラム教
人質にとり身代金を要求して殺すなどという略奪的なイスラム国とイスラム教はどのような関係にあるのだろうか。一方で欧米日本の見方はイスラム国の残酷性とイスラム教は何らかの関係があると感じているように思いえる。実は私自身も例外ではない。他方、イ... (Read more)
天皇のあいさつまたは歴史修正主義に対する折り目正しいたたずまい
天皇の新年の挨拶が目を引いた。以下のとおりである。 「(前略)本年は終戦から七十年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の... (Read more)
萩本欽一または信頼できる大人
日経新聞の「私の履歴書」欄に萩本欽一が連載を書いている。コメディアンは初登場なのだそうである。これが、面白い。お金持ちになりたくて、有名なコメディアンの家をわざわざ見に行ったとか大変率直である。実は萩本はあまり好きでなかった。断然好きなの... (Read more)
中島みゆきが同時代にいることの幸せ
中島みゆき特集をみた(NHK総合「SONGS」)。番組の主題歌に使われた歌の特集である。「世情」が校内暴力を主題とした金八先生の番組で挿入されていたことを知った。テレビドラマ史に残る名場面であるということである。詳細は知らないが、ドラマの... (Read more)
どこかで聞いたことのある話、または、従軍慰安婦報道について朝日不買運動
吉田清司が慰安婦を強制連行したという証言を撤回したこと等に関連して朝日新聞の不買運動が展開されている。 確かに、吉田清司の証言は怪しい。しかし、従軍慰安婦について軍が強制的に関与していたことについては、田村泰次郎の「蝗」「裸女のいる隊列... (Read more)
肢体不自由児を相手にして良心に恥ずかしくないかまたは松本保平のこと
NHK「ETV特集」 戦闘配置されず~肢体不自由児たちの学童疎開~は実に面白い番組でした(8月16日再放送予定)。内容について、下記番組自身の紹介に委ねますが印象にのこったことが4点あります。 まず、日本で最初に開校した肢体不自由児の... (Read more)
コミニュティソーシャルワーカー勝部麗子または紛争の究極的解決
豊中市のコミニュティソーシャルワーカー勝部麗子を紹介する番組をみた(NHK「プロフェショナル」)。勝部は以前、周囲を困らせる人は、実は自分自身が困っている人であると看破した人で(朝日新聞記事)、密かに注目していた人である。なるほどすごい。ア... (Read more)
功利主義的?社会貢献の理由
豊かな社会で人々が得る稼ぎの9割は社会資本のおかげであると経済学者ハーバード・サイモンはいったという(何日か前の日経新聞の書評)。なるほど、先進国でそこそこの生活をしている人は自分の努力もあっただろうが、実は、その多くを社会的資本に負って... (Read more)
アンネの日記または人のために命をかけた人々
NHK「100分で名著」でアンネの日記について取り上げている。アンネフランクの日記にまつわる諸事情について小川洋子が解説している。知っているつもりでいたが、知らないことだらけであることを知った。また、小川のアンネの日記にかける情熱に感銘し... (Read more)
真理は間違いから逆算される、または、新聞記事「朝鮮人追悼碑の更新認めず 群馬県、政治発言理由に 公園法違反、異例の判断」
下記の東京新聞記事を読み、哲学者鶴見俊輔の言葉を思い出した。 「真理は間違いから逆算される。間違いは間違いとして認識する。こういう間違いを自分がした。その記憶は自分の中にはっきりある。だけどこの間違いの道がこうあって、それがゆっくり考えてい... (Read more)
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