紛争解決またはガンディーのこと

2017-02-12

紛争を解決することが仕事ですが、なかなか思うようにいかない毎日です。そんなときにたまたまガンディーについての話を聞きました。
いわく「争いの場にあっても、断食によって衰弱していくガンディーの姿をみることで、あるいは想像することで、紛争当事者もまた、自分の行いを振り返り、自己反省をせざるを得なくなる。人々の心の内に潜んでいる神的なるもの、善良なるものそれによって引き出し、目覚めさせる。紛争の仲裁・調和はそうした「行」によるものであるべきである(中島岳志100分で名著「獄中からの手紙」p21)。思わずぎょっとしてしまいます。飢えながら祈るというガンディー断食は演出という面もあるでしょうが、ガンディーの一挙手一投足に真理が備わっているからこそ、人の内面に至るまで影響を与えるのでしょう。
レベルは異なりますが、過去うまく行った解決を思い出してみると、依頼者、相手方の美しい部分を引き出したときのような気がします。ガンディーは巨大な存在でとても真似のできるようなことではありませんが驥尾に付したいものです(山森)

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