漂流ポスト2つの効用または「空にいるあなたへ」
2016-12-25
etv特集(空にいるあなたへ〜岩手陸前高田”漂流ポスト”〜)をみた。
漂流ポストのある店のマスターいわく「手紙を書けば気持ちが少し楽になるんじゃないかという気持ちと、また気持ちを楽にするために手紙を書くまでにたどりついていない人たちが、その届いた手紙を見ることによってその方達の気持ちが自分一人じゃないんだと~」。
なるほど、手紙を書いた人についてはその大変さは手紙を読めばわかる。しかし、まだ手紙すら書けない人がいることに気づかされる。ことは震災に限らない。膨大な沈黙の存在を意識する。
以下、NHKの紹介文である。
12月24日土曜 NHKEテレ1 午後11時00分~ 午前0時00分
「空にいるあなたへ~岩手・陸前高田“漂流ポスト”~」
岩手県陸前高田市に東日本大震災で亡くなった家族や友人などに宛てた手紙が届くポストがある。その名も「漂流ポスト」。300通を超える手紙に込めた亡き人への思いとは?
夫を亡くした妻から…わが子を亡くした母親から…岩手県陸前高田市の「漂流ポスト」に届く手紙には、誰にも打ち明けられなかった思いがつづられている。「お父さん 夢でもいいから逢いにきて下さい。そして声を聞かせて下さい」「“あっ今ともが居た”とか思う時あるんだよ。近くに居るなら、顔見せて。声聞かせて。お願いだから」大切な人を亡くした悲しみとどう向き合っていけばいいのか?手紙に込めた亡き人への思いを見つめる
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