藤沢で使用されている育鵬社教科書にはこんな問題が⑯朝日新聞・東洋経済記事

2015-08-26

来年度以降使用の中学校教科書採択も最終盤。
今週中にはどこの採択地域でも必ず採択が終わるはずです。

さて,この時期に,育鵬社教科書について突っ込んだ記事が出てきました。
タイトルをクリックしてお読みください。

(1)朝日新聞デジタル2015年8月19日05時00分
「保守系教科書、推す自民 「国旗・国歌」「慰安婦」…比較パンフ作成」
安倍晋三首相に近い議員でつくる議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が本年7月、比較パンフを作り、全国の自民の地方議員に配ったことについての記事です。

(2)東洋経済オンライン2015年08月26日
「採択相次ぐ!「育鵬社教科書」本当の問題点 「右・左」だけでなく、グローバル視点で課題」
治部れんげ氏(ジャーナリスト、編集者)による,櫻井光政弁護士に対するインタビュー記事です。
東京都大田区では前回2011年には育鵬社が採択されましたが,櫻井弁護士はこのとき東京都大田区教育委員会の教育委員長でした。

もっと早く出してほしかった(!)記事です。

なお,敢えていえば,育鵬社の採択の問題は,「右・左」の抗争というよりは,「右」が攻勢をかけてきた問題であって,「右」の力が及ばない地区では今回も無風の採択だったはずです。
育鵬社を採択したのは,現在判明している採択地区数でいえば全国の2%程度。
「左」の力だけで全国の90%超をおさえることなど,無理だと思います…。(小池)。

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