藤沢で使用されている育鵬社教科書にはこんな問題が⑮「あすわか」家族と個人の尊厳
2015-08-24
2016年以降使用の中学校教科書の採択も,いよいよ最終盤となりました。
育鵬社教科書は,全国一,二の規模の横浜市,大阪市などで採択され,部数は伸ばしています。
もっとも,採択地区数(都道府県は除く)でみれば,全国580採択地区のうち,現在14地区(歴史のみ,公民のみの地区を含む)で採択されているにとどまるようです(14/580とみると2.4%)。
まともにいけば採択されない教科書を,主として大都市に狙いをつけ,政治的圧力で採択させているという構図が想像されます。
さて,先に⑭で紹介した「あすわか」ですが,さらに新たな育鵬社への「ツッコミ」,
「あすわか・家族に関する法律が個人の尊厳と両性の本質的平等を基礎とすることがあいまいな育鵬社「新編新しいみんなの公民」」
が掲載されています。
上記をクリックしてみてください。
なお,若干付言すると,中学校には様々な家庭環境の生徒や事情により施設に入所している生徒もいます。
教科書で家族の絆の大切さを説かれても,現時点では家族の絆を実感できない生徒もいます。
ましてや,結婚して子を産んで母親は専業主婦で…みたいな家庭が当たり前かのような印象をもたせるような公民教科書はいかがなものかと思います。
(小池)
←「「”終戦”しらざる7日間」または視点の変更」前の記事へ 次の記事へ「藤沢で使用されている育鵬社教科書にはこんな問題が⑯朝日新聞・東洋経済記事」→