日本の教員が働き過ぎになる理由
2014-07-11
弁護士ドットコムの記事です。
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日本の教員が働き過ぎになる理由”
ところで,日本の教員は,待遇面でも大変なことになっています。
岩波ブックレット「安倍政権で教育はどう変わるか」によれば,次のとおりです。
「教育再生」として教科書制度や6334制に手をつけようとする向きもありますが,先にすべきことがあるように思います(小池)。
(1)公教育費
日本の公教育費のGDPに対する比率(2009年)は,調査対象となったOECDに加盟する28カ国中27位であり,トルコに次いで最下位である。
かつて1950-60年代において日本の公教育支出は,GNP比率でも政府予算比でも世界第1位であった。
(2)教師の待遇
2000年から2010年にかけてOECD加盟国のほぼすべてが教師の給与を大幅に上昇させたのに対して,日本とフランスとスイスの教師だけが給与を下落させており,しかも日本の教師の給与の下落率は最悪の9%であった。
教育水準と同様,日本の教師の給与は1980年代まで世界でトップであった。その待遇も急速に悪化し,現在では国際的に見て平均レベルになっている。そして現実には,…
日本の教師の週あたりの労働時間は平均52時間に達しており,…実質的な待遇に関しても世界最低レベルに落ち込んでいるといえよう。
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