Archive for the ‘08.本棚・テレビ・新聞’ Category
突き刺す言葉またはナーディーヤ・ムラード
昨年聞いた最も心に突き刺す言葉です。同時代に起こったことです。自分自身にかかわる問題として考えていきたいです(良)。 記 この名誉(ノーベル平和賞)に大変感謝します。ですが、私たちの尊厳を回復できる唯一の賞は、正義と犯罪者の訴追であることに... (Read more)
悼むこと自分を省みること。
アメリカの衛星放送を見ていて感じるのはアメリカ人の死者に対する尊敬である。直近のブッシュ元大統領、すこし前のジョンマケイン共和党大統領候補、マホメッドアリ等、皆絶賛されている。その人となりについてそれほど知ることは多くないので、論評できない... (Read more)
事実追及の徹底またはNNNドキュメント南京事件Ⅱ
弁護士の仕事で重要なことは事実が何かであることを調査することである。これが難しい。困難に逢着し、めげてしまいそうになる。そのようなときに、NNNドキュメント『南京事件II』(2018年5月14日)を見る機会があった。 南京虐殺については... (Read more)
親米改憲派の謎またはNHK「憲法と日本人~1949-64知られざる攻防」
以前から改憲論について腑に落ちないと思っていたことがある。一方において、現行憲法はアメリカ製なので自主憲法作る必要があると主張する改憲派が、他方において、親米(というか超親米)であることが多いということである。 例えば、現職総理大臣はそ... (Read more)
登美丘高校ダンス部の圧倒的なパーフォーマンスまたは「君たちはどう生きるか」
またまたCMの話である。登美丘高校ダンス部が映画「グレイテスト・ショーマン」の主題歌(this is me)を踊っている。その圧倒的なパーフォーマンスが素晴らしい。 しかし、それにもまして素晴らしいのはthis is meの歌詞の内容で... (Read more)
原爆の理不尽または無知のヴェール
以前から不思議に思っていたことに、長崎に原爆が落ちた結果、浦上のカトリック信者が直撃を受けて大半の人が亡くなった事実があります(12000人中8500人が亡くなったといわれています)。キリスト教国のアメリカがこともあろうに、キリスト教信者... (Read more)
原爆投下の意味について
「戦争が続いていれば自爆特攻で死んでいるんですね。どうしても私の命の代わりに広島の人が死んだと言う思いが体に染みついている」。 船舶特攻隊員で、原爆投下直後の広島に救援に行った兵士の言葉である。被ばくし、放射能の後遺症に苦しんだろうが戦後... (Read more)
70年目の告白または尊厳ということ
8月前半はテレビや新聞は戦争特集が盛んです。その中で70年過ぎてようやく過去のことを告白できたという番組(NHK ETV特集「告白」満蒙開拓団の女たち)がありました。戦前、旧満州に入植し、終戦後、集団自決寸前まで追い込まれた開拓団が、ソビ... (Read more)
どこかで聞いたような話または外務省機密漏洩事件のこと
大学新設で、内閣府から文科省に「総理のご意向」と伝えられた文書が本物であると元文科省事務次官が証言した。ところが、これと前後して元事務次官は出会い系バーに通ったということが報道され批判されている。読売新聞がスクープをして、産経新聞が盛んに... (Read more)
環直彌先生または理想の法律家
先日お亡くなりになった環直彌先生を偲ぶ会が開かれた。先生は、大正10年生まれで検事・裁判官・弁護士を経験され、いずれの分野でも確たる業績を挙げた。参加できなかったが、先生に寄せられたメッセージはいずれも胸をうつ。意気消沈した時に、先生のこ... (Read more)
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