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「私が差し出せるのは血と労苦と涙と汗だけだ」または演説の伝統
フランスが制作したチャーチルのドキュメンタリー(「ウィンストン・チャーチル~20世紀の巨人~」)で演説の力について考えさせられた 演説に曰く 「私が差し出せるのは血と労苦と涙と汗だけだ 我々の前途には過酷な試練長い試練と苦しみが待ちかまえて... (Read more)
助けること・助けられること。
我が子(大河内清輝)をいじめで自殺させてしまった父親が、その経験を世間に公表する(NHK それでも話してほしかった ―いじめ自殺 21年目の対話―)。 自殺した子供と同じような境遇にある子供たちから大きな反響がある。子供たちは辛い経験を父親... (Read more)
九州大学生体解剖事件またはダッハウ強制収容所のこと
九州大学生体解剖事件について、もう一つ思い出したことがある。 テレビで紹介されて興味深かったのは事件についての九州大学医学部歴史館の扱い方である。テレビの説明によると、事件の概要と謝罪表明というかなりお座なりのあつかいしかしていないとい... (Read more)
九州大学生体解剖事件または人生はやり直せる
NHKドキュメンタリー「九州大学生体解剖事件」をみていたら、10年以上前に横浜弁護士会でBC級戦犯特別委員会の資料を思い出した。横浜弁護士会はBC級戦犯の裁判が横浜地方裁判所において行われたことに鑑みその記録をするために特別委員会を設置し... (Read more)
一人一人の生徒は仏様であるまたは無着成恭。
NHK「心の時間」をみていたら山びこ学級の無着成恭が出演していた。88歳で九州で住職をしていて健在である。不思議な名前であると思っていたが、お寺出身であることがわかった。 謎の人物で、イデオロギー的なものの言い方は好きになれないでいた。ただ... (Read more)
はっとしたこと、または、メルケル首相の難民政策
何かのきっかけでその人のことが理解できたと思うことがある。錯覚かもしれないけれど。以前から謎に思っていたことにドイツのメルケル首相が難民受け入れに寛容であることがある。イスラム系を含めた数十万人もの難民を受け入れることは半端なことではない... (Read more)
自分は恵みを受けた人間である。だから強くなれる。
自分は恵みを受けた人間である。人から優しさを受けた人間である。だから強くなれる。悪意を持った人間にはなにか事情があるのだろうと思う。脅迫をうけることはしょうがない。 自分はたくさんの現実、たとえば、エチオピアの飢餓、タイの児童買春・南スーダ... (Read more)
スーチーのことまたは金大中の「獄中書簡」
スーチーがまだ軟禁状態にあったとき、金大中が亡くなった(2009年8月18日)。そのとき、金大中の獄中書簡を改めて読み直してみると、前書きに金大中が拉致されて拘束されているとき「日本で私のために数百万の署名が集められ、各地でデモンストレーシ... (Read more)
事実の重みまたは南京虐殺事件
ずいぶん昔のことになってしまったが、南京虐殺事件の弁護団に加わったことがある。虐殺から九死の一生を得た当時7歳の少女(夏淑琴さん)が、偽者の被害者であると批判した学者に対する名誉棄損事件である。南京虐殺事件については争のあるところであるが... (Read more)
利己主義と利他主義を調和させる仕組みまたはバガンの人々
NHK特集でミヤンマーのバカン遺跡について特集していた(10月23日http://www.nhk.or.jp/special/asia-iseki/bagan.html)。3000もの寺院と仏塔が存在するのは壮観である。 しかし、もっと... (Read more)
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