市民講座「あなたの終活大丈夫ですか?」を開きました
2021-03-26
コロナ禍の中、市民講座「あなたの終活大丈夫ですか?」に、多くの方に足をお運び頂き、誠にありがとうございました。
講座の冒頭でお話をしたのですが、「1000万分の1」と「100分の1」いう数字が何の割合か思い当たりますか?
「1000万分の1」は宝くじで1等が当たる確率、「100分の1」は交通事故にあう確率といわれています。私たちは、「もしかしたら当たるかもしれない」と考えるからこそ宝くじを購入するのでしょう。その一方で、「もしかしたら交通事故にあうかもしれない」と考えながら道を歩いている方はあまりいないのではないでしょうか。後者の方が起こる可能性がはるかに高いにも関わらず、です。
私たちは、自分に「都合のいいこと」は【起こる可能性】を考え、「都合の悪いこと」は【起こらない可能性】を考えがちです。
相続についても、「自分はまだまだ元気だから終活はまだ先の話だろう」「自分の家族は仲がいいから大丈夫だろう」「相続財産は多くないからまさか争いにならないだろう」などなど楽観的に考えていたところ、まさかのトラブルが発生する事例は少なくありません。
自分にとって「都合の悪いこと」を想定して、先回りして対処することが終活には必要です。
当事務所では、終活に関するお困りごとの相談を承っております。どんな小さなことでも結構です。家族皆が幸せに暮らせるような「終活」をご一緒に考えていきましょう。
弁護士 笹田 典宏
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