登美丘高校ダンス部の圧倒的なパーフォーマンスまたは「君たちはどう生きるか」

2018-01-19

またまたCMの話である。登美丘高校ダンス部が映画「グレイテスト・ショーマン」の主題歌(this is me)を踊っている。その圧倒的なパーフォーマンスが素晴らしい。
しかし、それにもまして素晴らしいのはthis is meの歌詞の内容である。内容は検索してもらうとして、孤立して消え去りたくなるような立場にある主人公が、自分にも居場所があるはずだと、勇気をもって立ち向かい「銃弾を浴びたって 受けて立つ 今日の私は」「私を切り裂く言葉たち そんなもの 押し流してやる」と歌う。聞いているうちに泣けてくる。
期せずして、吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」を思い出した。もう、うろ覚えであるが、中学生のコぺル君が上級生にいじめられている仲間を目撃していながら恐怖のあまり逃げてしまう。コペル君は自分の卑怯さに自己嫌悪なり病気になってしまう。しかし、自分を見つめなおし、もう一度やり直すという物語である。自分の卑怯・未練に自己嫌悪に陥ったことが何度もあるので随分と勇気づけられたものである。this is meにも元気づけられる(山森)。

Copyright(C) Shonan-Godo Law Office. All Rights Reserved.