環直彌先生または理想の法律家

2017-05-31

 先日お亡くなりになった環直彌先生を偲ぶ会が開かれた。先生は、大正10年生まれで検事・裁判官・弁護士を経験され、いずれの分野でも確たる業績を挙げた。参加できなかったが、先生に寄せられたメッセージはいずれも胸をうつ。意気消沈した時に、先生のことを思い出したい。先生のような法律家にはとてもなれないが、目指すべき北極星のような存在である。先生のご遺徳を偲びたい。以下、メッセージの抜粋である(山森)。
                記
あの忌々しい司法危機の時代に、先生が裁判官として、明るく元気一杯で強い姿勢を崩さず、私達後輩裁判官を引っ張ってくださったのが忘れられません
環さんのあの暖かく、どっしりとした正義感はどこからくるのでしょうか
悠揚せまらぬ大人のご風格が懐かしくしのばれます
先生のユーモアにあふれ、力強いお言葉でどれほど勇気づけられたことか
幅広い経験に裏打ちされた明快な見識と毅然とした姿勢に感銘を受けた
まだ新人弁護士だった私達と同じ目線で議論に参加いただいた。

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