「三日住めばハマっ子」の横浜に育鵬社教科書はふさわしくない

2015-08-02

神奈川県内では現在,藤沢市の他,横浜市でも育鵬社教科書が使用されています。
その横浜市では来る8月5日,来年度以降使用の中学校教科書が採択されます。

ところで,林文子横浜市長は,指定都市市長会ホームページに,次のメッセージを寄せています。

よく「三代続けば江戸っ子」と言われますが、横浜は「三日住めばハマっ子」です。横浜に育まれている「オープンな気質」が表れている言葉です。
150年あまり前に日本の玄関口として港を開いて以来、横浜は、様々な人々や文化をオープンに受け入れ、今や370万人の人口を擁する大都市に成長しました。

2009年の開港150年の際につくられたスローガンも「OPEN YOKOHAMA」
「長い歩みの中で、異なるものを受け入れ」「ヨコハマが育んできた真の多様性」「ここにしかない自由で開放的な風」といったものを表現したものであるはずです。

そんな横浜が,なぜ「OPEN」から最も遠い育鵬社の教科書を採択するのでしょうか。
少し前まで,国際協調の観点から日本書籍を採択していたというのに…。
ヘイト・スピーチが飛び交う都市ではいけないはずです。

「横浜市市民からの提案」

なお,育鵬社教科書の在日外国人や多文化共生についての問題点は,こちらをどうぞ。(小池)

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