育鵬社公民教科書の問題点⑧ 藤沢市の教科書採択関連資料

2020-07-26

今まで気付いていなかったのですが,藤沢市教育委員会はホームページにて教科書採択に関連する会議を報告し,その中で教科書採択関連資料を公開しています。
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/sidouka/kyoukasyosaitaku1.html

その中でも「令和3年度使用中学校用教科用図書調査書まとめ」は各社教科書に対する藤沢市立中学校の意見を集約したものです。中をみると,育鵬社は著しい低評価です。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/sidouka/documents/03gakkouchosasyomatome.pdf

藤沢市では現に育鵬社の歴史・公民教科書が使用されているわけですから,育鵬社教科書に魅力があるのなら,それが伝わっていないはずがありません。

それにもかかわらず,育鵬社教科書の評価が低いとなると,これが何を意味するかは明らかですよね。

また,「令和3年度使用教科用図書意見書一覧表」は,藤沢市の教科書展示会で寄せられた市民の意見です。ここでも,育鵬社(自由社)だけはやめてほしいという痛切な声が寄せられています。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/sidouka/documents/04shiminikenshomatome.pdf

他方,「中学校用(令和3・4・5・6年度用)『調査資料』」「中学校、義務教育学校の後期課程、中等教育学校の前期課程 教科用図書調査研究の結果」は注意を要します。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/sidouka/documents/01chuugakkouyouchousasiryou.pdf


http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/sidouka/documents/02kenchousakenkyuunokekka.pdf

各社教科書のよいところしか書いてありません。

一見無害のように思えますが,そうともいいきれません。

教育委員が自分の政治的志向で特定の教科書を推そうとするときに,真意を述べずに,こうした資料に書かれた「よいところ」をもっともらしく発言する可能性があります。

教育委員会傍聴の際には,こうした「よいところ」しか書いていない資料を手元におき,そのままの発言をする委員がいないか,注意してほしいと思います。

Copyright(C) Shonan-Godo Law Office. All Rights Reserved.